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のりくらファミリー眼科

地元では最大級の総合病院の眼科部長先生が病院の移転に伴い、もっと身近な地域医療をという思いで独立することを決意。そこで、病院らしい佇まいでなく「もっと患者さんの気持ちを和らげられるような親しみやすいクリニックをつくりたい」と相談をいただきました。開業する場所さえも決めていない状況で、とにかく最初から関わって欲しいという壮大なプロジェクトです。まずは充分ヒアリング、数件のクリニック見学にも同行し、目指すべきものを一緒に探りました。同時に、お勤めだった総合病院の移転も進み周りにあった薬局やコンビニなどは次々移転、たくさんの病院駐車場が次々と売りに出て、ぽっかり医療空白地が出来た事、またお勤めだった総合病院の跡地だという説明は元患者さんにとってこれ以上わかりやすい土地は無いと開業地として元職員駐車場跡地を提案。国道沿いでありつつも、傾斜の着いた道路に土地が段違いに接し、かつての病院関係者の駐車場と、中古車店跡地だったところにはアスファルト舗装が残り、飛び地の使いにくい三角三連の連なる市場価値の薄い土地という悪条件を逆手にとれば、接道面が広く大きなクリニックとして見えるが、実はコンパクトで

土地の中心に建物を建てることで、左右にある駐車場双方からアプローチでき、眼科特有の窓のない診察室、処置室を建物の中心に位置させる事で、受付から検査、診察、処置、会計まで患者同士が顔を合わない回遊式の面白いプランになりました。

 

家具の計画も

施設の特性上目にハンデを抱えていることを考慮し、はっきりとした色分けをしました。

 

待合は

グリーンとブラウンのアースカラー

中待合は

全てが違うカラフルチェアで

ソーシャルディスタンス

会計では

元気が出るビタミンカラー

キッズルームは

どんな体型の子達も座りやすく

怪我をしにくい高さで

好奇心を掻き立てる丸窓から外が見え

診療所であることを忘れる様な仕掛けです。外にはバス待合のスペースも設け

ご近所さんも含め快適な環境を設けました。

患者さんの気持ちを想像し

少しでも不安を緩和できる様にと

細部までこだわったクリニックとなり

院長先生の人柄が現れた施設は

多くの患者さんを不安から解放してくれると評判を呼び市人口の10%以上が診察券を持つクリニックになっています。

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